こんにちは!
GSリゾートです。
今日はことばの響きについて、お話しようと思います。
私は「ことば」というものに自分なりの美学があります。
口から出ることばがその他の人の耳に入った時、それは脳を駆け巡り
記憶の中に残ります。
はかなくも、消え去ることはありません。
また、口から出ることばが汚かったら、その人自身までもが汚れる気がします。
ことばの意味が良くないものを指している場合、総じてことばの音の響きも
悪くなるのは同じ道理であると考えます。
ですから、自分の口から出ることばが出来る限り自分に対しても人に対しても
響きの良いものでありたい、と思っているのです。
もっとずっと若かった頃、意味はよくわからなかったのですが、とても好きな詩や
本の一説がありました(時には漫画も・・・笑)
例えば、ひとつは高山光太郎の「レモン哀歌」です。
確か学生時代の教科書に載っていたのは同作家の「道程」でしたので、
先生がその詩を紹介してくれたのか、なぜその詩を知ったのかはわかりません。
今詠んでみても切なく涙なしには詠めない詩ですが、その頃は意味というより
そのフレーズの流れていく響きがとても心地よく感じたのです。
もうひとつ、かの有名な平家物語の冒頭、「祇園精舎の鐘の声~」も同じで、
詠んだ時に自分がまるで格好の良い戦士になったような、とても身の引き締まる
気持ちになりました。
なんと表現したら良いかわかりませんが、ことばの意味もしかり、しかしそのことば
の持つ響きこそが頭や胸の中に浸透していくのではないか、ことばを心底理解
できる瞬間がその時なのではないか、と考えるのです。
リズミカルに話す人や難しいことばを上手に操る人、選ぶことばのセンスが良い人、
とても素敵ではないですか?
そうですね・・・・、極端な例かもしれませんが・・・、
ラッパーの人が韻を踏んで歌う時、かっこいいなぁと思いませんか?
ちなみに私はローリンヒルという人が歌うラップがとても好きです☆
私にラップは歌えませんし滑舌もものすごく悪いですが、ことばは自分の一部
ですから、そのことばがせめて聞く人にとって不快なものではないようにと、
願わくば少しでも心地の良い響きでありますようにと思う日々です。
私の勝手なことばの響き談義もどきに、お付き合いいただきありがとうござい
ました(笑)
お礼に・・・
本日の軽井沢の映像をどうぞ^^