ことばの響き

こんにちは!

GSリゾートです。

今日はことばの響きについて、お話しようと思います。

 

私は「ことば」というものに自分なりの美学があります。

口から出ることばがその他の人の耳に入った時、それは脳を駆け巡り

記憶の中に残ります。

はかなくも、消え去ることはありません。

また、口から出ることばが汚かったら、その人自身までもが汚れる気がします。

ことばの意味が良くないものを指している場合、総じてことばの音の響きも

悪くなるのは同じ道理であると考えます。

ですから、自分の口から出ることばが出来る限り自分に対しても人に対しても

響きの良いものでありたい、と思っているのです。

 

もっとずっと若かった頃、意味はよくわからなかったのですが、とても好きな詩や

本の一説がありました(時には漫画も・・・笑)

例えば、ひとつは高山光太郎の「レモン哀歌」です。

確か学生時代の教科書に載っていたのは同作家の「道程」でしたので、

先生がその詩を紹介してくれたのか、なぜその詩を知ったのかはわかりません。

今詠んでみても切なく涙なしには詠めない詩ですが、その頃は意味というより

そのフレーズの流れていく響きがとても心地よく感じたのです。

もうひとつ、かの有名な平家物語の冒頭、「祇園精舎の鐘の声~」も同じで、

詠んだ時に自分がまるで格好の良い戦士になったような、とても身の引き締まる

気持ちになりました。

 

なんと表現したら良いかわかりませんが、ことばの意味もしかり、しかしそのことば

の持つ響きこそが頭や胸の中に浸透していくのではないか、ことばを心底理解

できる瞬間がその時なのではないか、と考えるのです。

リズミカルに話す人や難しいことばを上手に操る人、選ぶことばのセンスが良い人、

とても素敵ではないですか?

そうですね・・・・、極端な例かもしれませんが・・・、

ラッパーの人が韻を踏んで歌う時、かっこいいなぁと思いませんか?

ちなみに私はローリンヒルという人が歌うラップがとても好きです☆

 

私にラップは歌えませんし滑舌もものすごく悪いですが、ことばは自分の一部

ですから、そのことばがせめて聞く人にとって不快なものではないようにと、

願わくば少しでも心地の良い響きでありますようにと思う日々です。

 

私の勝手なことばの響き談義もどきに、お付き合いいただきありがとうござい

ました(笑)

お礼に・・・

本日の軽井沢の映像をどうぞ^^

20151030①

 

心の旅 ~雲場池~

こんにちは!

今日は逆さ富士ならぬ逆さ雲?が浮かぶ雲場池のご紹介をしたいと思います。

 

雲場池は紅葉の名所としても有名な池で、近世にホテル鹿島ノ森の敷地内に

湧く水を源とする小川をせき止めて誕生した池なのだそうです。

この源泉である湧水は、明治天皇が軽井沢宿で昼食をとられた際の御膳水として

また、本陣に宿泊する諸大名の御膳水としても使用したとも言われて

いるそうです。

乾いた喉をすーっと潤し、見た目にも美しい特別なお水だったのでしょうね。

 

浅間石の溶岩の谷間から湧き水が溢れるように流れ出て、やがてその湧き水が

雲場川となり、雲場池へと流れ込みます。

特別な意味を持つ豊かなお水の終点地が雲場池、ということになります。

 

 

雲場池看板

正面に立つ案内図、池の形が細長いので、デーランボーという巨人の足跡だ

という伝説もあるそう・・・。

 

雲場亭’③

雲場池にある雲場亭というレストランです。

絶好のロケーションですね!

 

雲場池正面’⑥

青い空がそのまま水面に映し出されています。

よーーーく見ると鴨さんも浮かんでいます^^

 

雲場池with鴨’⑤

雲が見えました!

雲の浮かぶ雲場池です^^

 

雲場池までの道中

こちらは雲場池近くの道に見えた、紅葉のグラデーションです。

 

紅葉に包まれた雲場池を見ていると、まるで自分がこの池の水の一部になって

源泉までの道のりを逆流するかのように吸い込まれてしまいそうな感覚に

陥ります。

その道のりは、喉を潤すようにすーっとしていて、心が洗われるような

気持ちの良い感覚です。

 

雲場池からのそんな心の旅、いかがでしょうか?

 

 

 

 

太陽と紅葉

こんにちは!

今日の軽井沢は雲ひとつない秋晴れで、太陽の光が全てを照りつくしています。

20151026②

この太陽の光を浴びた時、それは大地は、木々は、私達は、この光によって

生かされているのだと、心から思える瞬間です。

 

ところで、太陽の光なくして、紅葉はきれいな色を出せないと、みなさんは

知っていますか?

赤い色素となる糖分は光合成によって作られるため、日中の天気が良くないと

赤くはならないのだそうです。

今日みたいな太陽の光を一身に浴びて、葉は力強いくっきりとした色を

発するのですね。

 

そして、他にも二点、葉が色づくために不可欠な要素があります。

一点は昼と夜の寒暖の差があること、これは夜の気温が高いと昼間作った

糖分を使って木が活動してしまうため、あざやかな赤にはならないのだそうです。

もう一点は適度な雨や水分があることです。

水分がないと乾燥しすぎて、葉が紅葉する前に枯れてしまうからです。

20151026①

なるほど、だからこんなに軽井沢は紅葉が美しいのだとうなづけませんか?

 

日本は世界で一番紅葉が美しいと言われています。

その日本の中でも、軽井沢は特に紅葉で有名な場所です。

同じ樹木であっても、この環境を兼ねそろえた限られた地でなければ、

その美を生み出すことさえ出来ないのだと思うと、その葉の一枚一枚が

とても大切で愛おしいものなのだと感慨深くならざるを得ません。

 

軽井沢は今紅葉シーズンのピークを迎えています。

ひとつとして同じ紅葉は見られません。

早くしないと、葉がさようならをしてしまいますよ!

まぁ、そんな軽井沢もまたいいのですが・・・^^

是非、軽井沢へ。

三日月

先日の帰り道、あたりは真っ暗で、

踏んではいけないものを踏んでしまいそうになりながら見上げた濃い藍の空に、

なんとも美しい三日月が輝いていました。

20151024⑤

あれ?わかりませんか?

よーーーーーーく目を凝らしてみると、三日月だというのがわかります。

20151024④

もう一度、どうぞ、よーーーーーく、よーーーーーく見てください!

どうですか?見えますか?

しつこくてすみません。

みなさんにどうにかお見せできないかと、本気で悩むほどきれいな月だった

ものですから・・・。

 

私の計算ですと、11月17日~18日にまた三日月様が出現するはずです。

(インターネットで調べたのですが、はっきりとわからなかったので私の計算です 汗)

初冬のキンとした空気に浮かぶ軽井沢の三日月は、きっと更に美しさを増すことでしょう。

ぜひ、軽井沢へ。

 

ジャック・オー・ランタン  日本流

こんにちは!

本日、軽井沢アウトレットモールのいつものツリーの周りに、

なにやらボンボリのようなものが・・・。

20151024①

まあるくて、なんだかかわいらしいですね。

タンポポの綿毛のようです☆

 

今日は何か催し物があるのかなと思い、インターネットで調べてみると、

あったあった、ありました!

ハロウィンイベント、盛りだくさんです!

「魔女を探せ!」

「ネイチャーキッズ森の家、親子で森の工作体験」

「軽井沢ハロウィンウォーク」

などなど。

このボンボリ(かどうかは不明)は、この中の工作体験用の飾り付けのようです。

夜になったら明かりが点って、きっととっても素敵です☆

ちなみに、これをみんなで作成するようです^^

↓  ↓  ↓  ↓  ↓

20151024⑥

はい、ジャック・オー・ランタンです。

 

それにしても、ここ2、3年の間に日本ではハロウィンが欧米とはまた違った盛り上がりを

みせていますね。

日本は大人も仮装を楽しむハロウィンと言いますか・・。

都内に住む私の友人も、ハロウィンの日は仮装をしてパーティに出かける♪

と、とても楽しみにしていました。

美容室の人はフェイスペインティングで大忙しと言っていましたし、テレビ報道によれば

ゾンビランなるマラソンまで出現!←これはハロウィンじゃないですが・・・(笑)

そんな風に、本来の意味とは関係なく、自分の国独自の楽しみ方で盛り上がってしまう、

そんな臨機応変さのある日本人の私達って、とても幸せだなぁと思います。

良く考えてみれば、日本人は昔からそうですよね、自分にはない良い

と思われるものを取り入れて、上手に日本風に変化させる、

来るもの拒まずというより来るものウェルカム、浸透浄化人、とでも

呼びましょうか・・・。

日本人はハロウィンの後はクリスマス、その後はすぐお正月と大忙しです。

でもその意味が多少変化しているとしても、他の人種や文化を傷つけない限り、

それによって幸せを呼ぶことができるのであればこれほど良いものの考え方は

ないと思います。

 

ジャック・オー・ランタンも日本人風の顔にすれば、和風のお家にも合いそう

ですよね(笑)

自分達が楽しめるように進化させる、シンプルにこういうことなのかと思います。

それでは、せっかくですから、みなさんにとっての喜びを感じるハロウィンを

是非お過ごしください!

あ!その前に、明日は十三夜だということも忘れないでくださいね☆

ひらりひらりと

こんにちは!

本日の軽井沢は、少し雲が浮かんでいますが、白く穏やかな日が差しています。

吹く風も強くなく、落ち葉がひらりひらりと舞っています。

20151020

 

皆さんは、ところで、落ち葉が落ちる時の音をどう表現しますか?

先日友人に会った際、私が話をする時、変わった擬音語を使うと言われました。

擬態語、擬声語、全てらしいのですが・・・。

私はその時、

「まずい、遺伝だ」

と、思い、愕然とました。

実は、よく姉と、母の擬音語がどうもおかしいという話をしています。

例えば・・・

雷の落ちる音は、「ガラガラ、ピッシャーン!」

携帯の鳴る音は、「びんびん、ぶんぶん」

どうですか・・・・・・・?

私は、その表現をいまだに他では聞いたことがありません。

 

あまりに母からそう言われ過ぎて、最近はもうそう聞こえ始めています。

人間て怖いです(笑)

と、笑っている場合ではなく、かくいう私もそれを引き継いでしまった、

ということになります!

 

ただ、(自分が言われたからといってフォローに走っているわけではありません)

擬音語や擬声語、擬態語も、要するにその人がそう聞こえたら、そう見えたら、

それで良いような気もしています。

他人が理解してくれない場合には、ひとこと、何に関しての表現かだけ、

説明すればいいのですから。

 

日本語はとても特別で、誰でも自由に文字を並べて、表現した音を

文字の羅列に創り変えることが出来る言語だと思います。

それを証明すべく、英語で擬態語や擬音語を調べても、日本語のように

音をそのまま文字にしているのではなく、言語になっていることが多いです。

私達は無限な言語を操る、特別な国の人という気さえしてきます(笑)

 

 

そして、ここ軽井沢では、面白い擬音語ではなく、軽井沢を想い描けるような

素敵な擬音語が奏でられて欲しいですよね。

遺伝が邪魔をして、私の場合はなかなかそうはいかないと思いますが(笑)

 

みなさんも、ふと頭に浮かんだ素敵な軽井沢を見つけたら、みなさんの表す音で

ぜひ教えてください。

GSリゾートでお待ちしております☆

紅葉のシャワーを浴びて

こんにちは!

本日の軽井沢は、雲のない真っ青な快晴です☆

私の通勤路は毎日少しずつ、でも確実に表情を変え、そして今日は特別

どこをとっても絵になる風景が続いています。

とっておきの2枚がこちら☆

20151015①        20151015②

風が吹くたびに、シャラシャラと紅葉(もみじ)のシャワーが降り注ぎます。

そして今日は、浅間山が久しぶりに噴煙を上げています。

時に恐ろしい火山となるということが無縁のように美しいですよね。

 

20151015⑥         20151015⑧

 

自然の脅威は美しさと隣りあわせなのだと、ここ軽井沢へ来てからつくづく感じています。

昔の人はもしかしたら、そういう感覚を第六感で感じていたのではないかと考えます。

目では見えない、耳では聞こえない、口では味わえない、

肌では触れられない、鼻では匂うことができないもの。

季節の波動と、自然からの言葉はその感覚で受け止めていたのではないかなと。

ですから、共に生きるために、慈しみ、恐れ、敬い、崇めていたのでしょう。

 

現代の私たちの感覚とは到底比べ物にならないくらいのその第六の感覚が、

ここ軽井沢では少しずつ沸き却ってくるような、そんな気がします。

1000の恵み

こんにちは!

今日の軽井沢は、力強い風の吹く、爽快な秋晴れです☆

20151013①

秋は自然の実りが豊富な季節、風の音が「お食べお食べ」と言っているように

聞こえてきますね(私だけでしょうか?!)

ということで、本日は秋の恵みのお話です。

 

先日、YNMさんが会社に自宅の柿を持ってきてくれました。

YNMさんのお宅の柿の木は、毎年1000個もの柿を実らせるそうです!

しかも、1本の柿の木が!!だそうです!!

1本に1000個!!!(←しつこいです)

しかもお世話は特に何もしないのに、だそうです。

賞賛すべき生産性!!!!

そして、近所中でその柿を楽しみに、楽しみにしているそうです。

おじいちゃんやおばあちゃんが、うれしそうに柿の木を見上げている姿を想像するだけで、

こちらまでうれしくなってしまいます^^

と言ったら、「欲かいてたくさん持っていくおばさんもいるよ」と、YNMさん・・・^^;

毎年この時期になると、YNMさんは各ご近所宅へ柿の配給作業に追われるようです(笑)

 

ちなみにYNMさんの柿の木は渋柿だそうです。

そのままだと渋いので、吊るし柿にしたり樽柿にして、甘くして食べるそうです。

20151011⑤

↑ ↑ ↑ こちらは干し待ちの柿です。

わざわざ干す手前まで準備してくれました・・・涙

こうしておかないと、私が吊るさないだろうと考えたのかもしれません。

 

吊るし柿は干し柿ですが、樽柿というのはどういう風に作るのか、

みなさんご存知でしょうか?

皮はむかずにヘタのあたりに焼酎をつけて、ビニール袋に入れて二週間前後寝かせると

渋みがとれて、あまーくなるのだそうです。

昔の人が渋柿を酒樽に詰めておいたところ、渋味が抜けて甘い柿になったのが

始まりだとか・・・。

樽柿の名前の由来は、酒樽だったんですね!

それにしても、偶然の産物とはまさにこのことです。

今でこそ食物の成分というものを調べれば、何と何が合わさればどんな反応や変化が

現れるかがわかりますが、昔々のたまたまの出来事が今でも受け継がれるレシピに

なっているなんて・・・。

 

そんなに熱く樽柿を語っている私ですが、実は樽柿を食べたことがありません(笑)

私が樽柿の作り方を聞いても若干上の空だったことに気づいたYNMさんが、

そのうち完成済みを持ってきてくれるそうなので、とても楽しみです。

 

1000の恵みがもたらす幸せな秋の深まりをひしと感じた私でした♪

 

Sunset In Karuizawa

 

こんにちは!

昨日の軽井沢は夕方から晴れ間を見せました。

こちらは日没の映像です。 20151011①

20151011② どんな言葉も見つからず・・・

どんな表現も思いつかず・・・     20151011④

20151011③ ただただ見上げずには居られない空でした。

今日はどんな日没を迎えるのでしょうか。

気になる方は、是非その目で確かめにきてください。

今日間に合わなくても大丈夫ですよ、明日も明後日も軽井沢は待っていてくれますから☆

 

軽井沢モノクローム

こんにちは!

本日の軽井沢は、雨でもなく、晴れでもなく、ひっそりとした曇りです。

そしていつもの曇りと違うのは、曇りは曇りでも霞んでいないということです。

山の輪郭がくっきり見えます。

残念ながら、色々な建物が邪魔をして山は撮影できませんでしたが・・・。

 

こういう日にはモノクロームな軽井沢に出会えます。

山の天気は変わりやすく、時に霧が景色を覆い、なかなかこの

輪郭の濃いモノクロームの世界はお目見えしません。

20151010① 20151010②

木の枝と葉っぱがまるで影絵のようです。

私には、このくっきり感とバックの雲のぼかし感のコントラストが

とてもかっこよく見えてなりません。

 

紅葉シーズンのピークを迎える前に、かっこいい軽井沢もいかがでしょうか?

GSリゾートで、ご案内させていただきます^^