林京子さん

 おはようございます。今日の軽井沢の天気は快晴とはいきません。うす曇りの感じです。ちょっと、寒いです。GSリゾートの道を挟んで反対側にある「レンタルスキー」のお店にはまだまだお客様が結構いらっしゃっているようです。



 さてさて、最近、とても悲しいニュースを耳にしました。作家の林京子さんが今年2月19日にお亡くなりになっていたそうです。1930年生まれ、享年86歳でした。心よりご冥福をお祈りいたします。

 一昨年になりますが、私は生まれて初めて長崎を旅しました。軍艦島に行ったり、グラバー亭を散策したり、船越保武さんの二十六聖人像を見たりもしたのですが、なんと言っても一番の目的は爆心地をはじめとする被爆地を直接肌で感じることでした。平和公園に行き北村西望さんの平和祈念像を表から横から裏に回って見たり、浦上天主堂で被爆マリア像に会ったり、永井隆記念館で永井医師の資料をつぶさに拝見したりしました。しかし、どういう訳か、林京子さんに関連した資料やら史跡やらには、殆ど触れることができませんでした。私の探し方が不十分だったのかもしれませんが、それがとても残念でした。

 ポスト・トゥルース(事実よりも感情を重視)と言われるおかしな政治状況のなかで、もう一度この機会に、林京子さんの本を手にとり、1945年8月9日の事実を生のリアルな現実として、追体験する必要があるのではないかと感じている今日この頃です。

2件のコメント

  1. たか より:

    林京子さんの訃報を私も存じ上げませんでした。「長崎の浦上の丘の上で原爆に見舞われた、そして、今日にいたるまで、少女の時から娘、そして中年の女性になられて、被爆の小説を書き続けておられた素晴らしい作家です」と大江健三郎氏が以前スピーチした記事をネットで見つけました。遅れ馳せながら是非とも読んでみたいと思います。謹んで哀悼の意を表します。

    • admin より:

      たかさん、いつもコメントありがとうございます。

      戦後72年、ヒロシマ・ナガサキを心にしっかり刻んで生きていきたいものですね。

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