こんにちは!
今日の軽井沢は、力強い風の吹く、爽快な秋晴れです☆
秋は自然の実りが豊富な季節、風の音が「お食べお食べ」と言っているように
聞こえてきますね(私だけでしょうか?!)
ということで、本日は秋の恵みのお話です。
先日、YNMさんが会社に自宅の柿を持ってきてくれました。
YNMさんのお宅の柿の木は、毎年1000個もの柿を実らせるそうです!
しかも、1本の柿の木が!!だそうです!!
1本に1000個!!!(←しつこいです)
しかもお世話は特に何もしないのに、だそうです。
賞賛すべき生産性!!!!
そして、近所中でその柿を楽しみに、楽しみにしているそうです。
おじいちゃんやおばあちゃんが、うれしそうに柿の木を見上げている姿を想像するだけで、
こちらまでうれしくなってしまいます^^
と言ったら、「欲かいてたくさん持っていくおばさんもいるよ」と、YNMさん・・・^^;
毎年この時期になると、YNMさんは各ご近所宅へ柿の配給作業に追われるようです(笑)
ちなみにYNMさんの柿の木は渋柿だそうです。
そのままだと渋いので、吊るし柿にしたり樽柿にして、甘くして食べるそうです。
↑ ↑ ↑ こちらは干し待ちの柿です。
わざわざ干す手前まで準備してくれました・・・涙
こうしておかないと、私が吊るさないだろうと考えたのかもしれません。
吊るし柿は干し柿ですが、樽柿というのはどういう風に作るのか、
みなさんご存知でしょうか?
皮はむかずにヘタのあたりに焼酎をつけて、ビニール袋に入れて二週間前後寝かせると
渋みがとれて、あまーくなるのだそうです。
昔の人が渋柿を酒樽に詰めておいたところ、渋味が抜けて甘い柿になったのが
始まりだとか・・・。
樽柿の名前の由来は、酒樽だったんですね!
それにしても、偶然の産物とはまさにこのことです。
今でこそ食物の成分というものを調べれば、何と何が合わさればどんな反応や変化が
現れるかがわかりますが、昔々のたまたまの出来事が今でも受け継がれるレシピに
なっているなんて・・・。
そんなに熱く樽柿を語っている私ですが、実は樽柿を食べたことがありません(笑)
私が樽柿の作り方を聞いても若干上の空だったことに気づいたYNMさんが、
そのうち完成済みを持ってきてくれるそうなので、とても楽しみです。
1000の恵みがもたらす幸せな秋の深まりをひしと感じた私でした♪
私の家にも柿の木が1本あります。先日、隣のおじさんが
「随分なってますねえ、でも渋いんでしょ?」
と柿ノ木についた虫の退治をしていたら声をかけてきました。渋いんでしょ?と言われて、咄嗟に
「いや、結構甘いんですよ。」
なんて答えている、ちょうどその場面でした。わたくしの奥方様が庭に出ていらっしゃいました。すると、隣のおじさんが、また奥方様に、
「今年も随分たくさんなりましたねえ。」
と挨拶がわりに声をかけてきました。すると、何を血迷ったか、さっきの私の受け答えを無視するかのように奥方様がこう言ったんです。
「ええ、でも渋いですからね。」
私は奥方様に目配せしようとしましたが、時、既に遅し!
隣のおじさんきっと私のことを大うそつき野郎だと思ったことでしょうね。
ちなみに我が家の柿は甘いのと渋いのと両方あります。いちいち食べてみるのが面倒なので最近はかなりの柿は干し柿になります。
渋いんでしょう?と言われたら、私もおとこ心さんと同じように渋くっても渋くないって言いたくなります(笑)
でも、渋いのも甘いのもあるなら、嘘ではないですよね。
おじさんが心の広い方でしたら、きっと「あぁ、この木は両方あるんだなぁ」ってわかってくれたと思います^^
奥方様はきっと今年渋いのを食べたから、おとこ心さんは甘いのを食べたと思ってくやしかったのですよ(笑)
へたに付けた焼酎が柿の熟成を助けるのかな。1度樽柿食べてみたいものですね。
私が頂く予定の樽柿が、飲んだくれさんまで届くと良いのですが・・・。
1本に1000個!!とは、とても大きな柿の木なのでしょうね。
どのくらい吊るしておくと美味しく食べられるのでしょうか、楽しみですね。
◆蒼天を見上げて喰らう吊し柿
YNMさんによると、からっ風に当てて1ケ月半くらいで美味しくなるそうです。
楽しみです^^